鉄は熱いうちに打て

世間では秋物のいでたちで行き交う人々が見られるようになりましたが、工房内は現在も扇風機が活躍しております。それでも、朝夕は涼しくなってきました。夏の間、中断しておりました小屋の内装も最近はやるように心がけております。

今回は窓の開閉のためのハンドル制作です。ネットで色々と検索したのですが、ちょうど具合の良い形のものが見つからなかったので、自分で作ってみました。

熱源には困らなかったものの、熱して叩くの繰り返しで、結構な時間がかかりました。

この段階では特殊なものに見えませんが、窓の開閉に支障のない角度と形状が求められます。

取り付けが完了した状態です。行き当たりばったりで、世の中に存在しない規格でものを作ると、市販のパーツとの組み合わせが上手くゆかなくなってしまいます。良い勉強になりましたが、そもそも世の中に合わせるということができない人間ですので、これからもこんな事例が頻発するかと、想像します。

設計図というものがないので、後から困ることもあります。それでも、なんとかここまで、来ました。これからも、きっとなんとかなるでしょう。

今後は内装のグレードアップを継続させながら、様々な企画を催してゆきたいと考えています。11月にはステンドグラスのワークショップを予定しております。

第一回ワークショップ開催

熊谷ガラス工房&canari 第一回ワークショップ開催いたします!

フローラルドリームキャッチャー

9月28日「月曜日」 14:00

才能の種を咲かせる水晶 「ハーキマーダイヤモンド」を 入れたお花のドリームキャッチャーを ワイヤーとハンダで制作します。

所要時間  2時間

小屋canariにて完成後、 お茶とお菓子をいただきます!

講座料 3800円 少人数2〜3名予定です。

第一回開催ですのでご興味のある方は、お電話にて工房にご連絡ください!

ぜひぜひお待ちしております。

丘を越えてゆこうよ[その2]

小学校が夏休みに入ったこともあり、おかげさまで例年を思わせる活気が戻ってきました。

まずは一安心といったところですが、同時にこれまでと同じやり方は通用しない新しい時代の潮流もひしひしと感じています。

普通にネットニュースを眺めているだけでも、これまでの経験値では測れない異次元の展開が世界各地で起きていることは明白です。より多くの人と資本、情報が集まる巨大組織が有利かというと、そうでもないようです。誰もが等しく、手探りで、地道に切り進めてゆくしかないのが、このコロナ禍というわけです。

具体的には何をするべきか、明言できないところが辛いところですが、今後の世界の行く先は基本的には誰にも予測不能な状況なので、そこは割り切ってゆきたいと思っております。

経験値が有効な手札にならない未知のダンジョンであるならば、何を携えて前に進めば良いのか???

考えてみました。

楽天的な精神と柔軟な思考、そして気合い

真面目に考えて、こんなところに落ち着きました。長年、ひたすらに積み上げてきた技術やセオリーは しばし、休憩です。

この局面で活路があるとすれば、度胸と勢いがある若者達の活躍なのかもしれません。

日本の伝統文化を世界に発信するボランティア活動を現役高校生の二人がしております。以前、「魅力☆再発見 プロジェクト」というタイトルの記事でご紹介しました。

じゃかプロ」 HP: https://jakaprohinaami.weebly.com/

この度、彼女達のご協力で熊谷ガラス工房の紹介動画が完成しました。

ご視聴いただけると幸いです。

コロナ禍のオアシスを

2020東京オリンピックは本来の予定では

明日24日が開催日だったという事実を噛み締めて連休初日を終えました。

 

今年の年始には様々な目標を描いておりました。

若干の変更はありますが、活動は途切れることなく、今も継続しています。

最近は雨の日が多いので、時間ごとの天気予報とにらめっこの日々が続いています。

マニュアルでは一気に全体を仕上げないといけないようですが、なかなか・・・

そうもいかず、数日後に間をあけて、作業を再開ということもあります。

タイルを接着するモルタルも固まると少し肉やせするので、完全に平面を出すことが難しいデス。

外壁は専用の弾性接着剤を使いました。

重力で落ちてこないか、心配しましたが、すごい粘着力です。

こんな調子で、少しずつですが、手堅く建設は進んでいます。

世の中は依然として、緊張感に包まれていますが、

気持ち緩やかに保って、のんびりゆきたいと思います。

 

吹きガラスやってますか?というお問い合わせをいただきますが、

やっております。

対策をしっかりと、3密にならないように、予約枠を調整しております。

お電話をいただければ、当日でも受講は可能です。

よろしくお願い致します。

 

お知らせです

突然ですが、

諸事情により

吹きガラスの注文制作

ギャラリーなどでの委託販売ならびに展示販売を当面の間、休止いたします。

現在、ネット上で販売しているものに関しては

在庫がなくなるまで継続いたします。

 

作家としての活動はお休みさせていただきますが、

体験制作や教室などは

これまと変わらず運営してゆきますのでご安心ください。

皆様には多大なご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

何卒、ご理解いただけますよう、お願い致します。

熊谷ガラス工房

 

丘を越え行こうよ

ここ数ヶ月で、街の様子は大きく変わってしまいました。

現在、直面している状況は

後世の教科書に間違いなく記載される歴史的転換期になることは間違いないでしょう。

報道では With Corona なんて表現が見られるようになりました。

コロナ終息後の世界は明らかに元通りとはならない側面が出てくるかと思います。

 

ものづくりや工房の運営もそれに合わせて変わってゆかねばなりません。

特別なことをしていたわけではありませんが、

緊急事態宣言中は今後の変化に対応してゆけるように小屋の内装を黙々と続けておりました。

小屋正面の窓のためのステンドグラスを制作しました。

吹きガラス工房ですので、自ら製作したロンデルを使っています。

現在の様子がこちら。

玄関上のドーム部分もありますので、ガラス尽くしで内装を固めてゆきたいと思っています。

朝の日差しできれいな光のマンダラが部屋の中に拡がります。

 

これからも色々あるかもしれませんが、

それは必ずしも悪いことばかりではない筈です。

いざ!!BEYOND THE CORONA CRISIS

口笛を吹きつつ、ゆきましょう。

営業再開しました

緊急事態宣言が解除されたことで、

嬉しいことに体験教室のお問い合わせが増えてまいりました。

 

現在、一組のお客様のみで制作していただけるように予約枠を調整しております。
工房内は貸しきり状態となり、他のお客様との接触はありません。

空き状況はお電話でお気軽にお問い合わせください。

048-283-8305

小屋*内装*報告です

工房横に建設していた小屋はその後、どうなっているのか・・・・?

気にかけてくれている方もいるかもしれません。

 

ご安心ください。

ゆっくりではありますが、確実に進んでおります。

これまでは、ひたすら

コンクリート&セメント&モルタル

左官屋さん的な連続コンボが続いておりましたが、最近は素材の幅が広がりました。

セラミックタイルをダイヤモンドカッターで加工して+貼るという技を覚えたことで、おしゃれ番長へと進化しつつあります。

以前は左官で均して表面を作ってお終いでしたが

ここからタイルを貼りつけます。

 

重厚で奥行きを感じさせるたたずまいです。

ロフト部分の柱は壁紙でフロアーは塩ビシートになります。

銘木を薄くシート状にしたものを貼り付けると

見た目はまさに天然木の板そのもののです。

その他、庭で使っていたベンチも色を塗り替えて、

クッションを乗せてあげれば、手づくりでオリジナルなものに仕上がります。

今は自分に出来ることを丁寧に淡々とこなしている日々ですが、

コロナウイルス騒動が収まった暁にはババンっとお披露目したいと思っています。

 

きゅぽらんは2度ベルを鳴らす

3月の始め頃に川口市のマスコットキャラクターきゅぽらん

地元ケーブルテレビの取材で当工房にやって来ました。

実は2014年6月にも工房に来てくれたことがあったのでした。

そのときの様子がこちらです。

なんだか、つい先日のような気がしますが、あれから6年の月日が流れていることに驚きです。

当時と変わらないものと大きく変わったものがあります。

想像すらできなかった出来事もありますし、イメージどおりに達成できたこともあります。

大切なのはこれまでのことに感謝して

今をかけがえのないものとして、精一杯生きてゆくことですね。

当たり前のことですが、明るく前向きにこれからも自分なりのスタイルでやってゆきます。

 

2020年の3月が後の時代から振り返ったときに

微笑ましく思えるように願っています。

4月の第1週目には放送開始になるかと思います。

魅力☆再発見 プロジェクト

「自分の魅力は自分が一番良く知っている」

と自信を持って断言できれば良いのですが、

最近は朝食に何を食べたのか??思い出せないこともしばしばです。

さすがに、規則正しく寸分の狂いもない、デジャヴのような日々を長年過ごしていると、そんな感覚になったりもしますよね。

たぶん・・・歳のせいではありません。

 

工芸の魅力は単調な日々の積み重ねと

気の遠くなるような繰り返しから生み出され、それが技として継承されるものですが、

一方で

自分だけの世界にのめり込み過ぎると、世の中から取り残され、自己完結してしまう危険性があります。

 

吹きガラスの魅力を広く一般に向けて発信して、

さらに無限ループのような生活にも

新しい風を呼び込みたいと考えていたところ、

救世主がやって来ました。

広尾学園高等学校

高松愛実さんと丹尾陽さんです。

お二人はチーム(Hinaami)として

日本の伝統文化を世界に発信するボランティア活動をしております。

じゃかプロ

海外で生活していた経験を生かして、ビジネスアイデアコンテストに出場するなど

精力的に地域活性化にも取り組んでいます。

そんなお二人に今回は工房の公式PR動画の制作をお願いしました。

まずは通常の体験制作と同じ手順でデザインサンプルと色見本を見ながら、

装飾とカタチを決めていただきました。

作業内容の説明と軽い練習をしてから、制作をしてもらいます。

日常生活では1200℃で熔けているガラスに遭遇することはまずないので、

ガラスの質感の違いに多くの人がとまどい、緊張するものですが、

実に楽しげに制作していました。

完成した作品はこちらです。

もちろん、ある程度はこちらで制作をサポートしました。

それでも、一般的な仕上がりよりも一段上の完成度にびっくりしました。

この時点ではまだ高校一年生です。

秘められたポテンシャルの高さを感じさせます。

 

この調子でPR動画の制作も進めてもらっています。

完成がすごく楽しみです。