きらり婚のススメ

ブライダル制作教室を受講していただいた方からウエディング会場の様子を画像で送っていただきました。

あまりにも素敵なお話なのでご紹介したいと思います。

体験制作では結婚式に参加するすべての人に箸置きをそして、新郎新婦のご両親にはグラスをそれぞれ制作しました。今回のウエディングではドレスコードというものが特別に設定されていまして、参加者は服装のどこかでデニム生地を身にまとうことが条件とされています。

グラスと箸置きもデニムのイメージに合わせて装飾されています。

コロナ禍では大きな会場で大人数を集めての壮大なパーティーを企画することはできませんが、親しい友達と親族だけでのささやかな・・・そして、心温まる結婚式はこれからのスタンダードになるような気がします。

高級な食材だけなら、ネットで簡単にお取り寄せできる時代になりました。一方で、親しい人々との距離が制限されてステイ・ホームが随分と長い期間続いております。心にもデイスタンスが発生しないようにしたいものです。

そんな時期だからこそ、こうした工夫を凝らした自分らしい結婚式はぜひとも「キラリ婚」として定着していって欲しいものです。

これまでも、お客様とは消費者と生産者という関係だけではなく、制作のお手伝いをする協同制作者としての立場で接してきましたが、今回のブライダル制作では特に我々が目指す工房運営の方向性を表している事例として、記憶に残るものとなりました。

お二人の未来が素晴らしいものでありますようお祈りしております。

Over the Rainbow

新しい時代がやって来ます。

今はまだ、信じられないかもしれませんが、

それは確実にやって来ます。

それは明日かもしれません。

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キリギリス “UPRISING”

新年を祝う記事を書いてから、数週間であっという間に世の中は様変わりしてしまいました。想定はしていましたが、やはり危機感はつのります。

いよいよ、奥の手を出す刻が来たようですね。(中2病的発言)

今回の記事はタイトルからして意味不明ですが、キリギリス??を解明したいと思われる方は過去記事 「越冬キリギリス」を読んでいただけると幸いです。

夏の間、楽しくバイオリンを弾いていたキリギリスが冬になると、成す術もなく、凍えながらアリに助けを求めるというお話。イソップ童話のひとつ「アリとキリギリス」のキリギリスです。

2019年の夏に志してから、粛々と冬の時代に向けての準備を怠りなく、続けてきました。キリギリスが越冬して春を迎えるというハッピー・エンドを達成するためです。

数年前に購入していた原木を削って、磨いて、平面を出しました。自分でも、これが世に出る日が来ることになろうとは・・・・感無量です。

溶接でテーブルの土台を作りました。

テーブルはこれで完成しましたが、この場所で、皆で楽しく美味しい珈琲をいただくまでが、シナリオです。

自粛期間中にさらなる進化を企てております。

現在は天窓のステンドグラスを制作中です。今後ともよろしくお願い致します。

祝2021年 明けましておめでとうございます☀

皆様、新年明けましておめでとうございます。年末のあわただしさから抜けて、ウソのように晴れやかに新年を迎えることが出来ました。

昨年は本当に色々ありました。多くの人に助けられた一年でもありました。

おかげさまで、無事に2021年に突入しております。2021年と言えば、「SF」!!と叫んでしまう私は古い人間なのでしょうか?子供の頃は近未来の宇宙世紀でしたが気がつけば、まさに現在進行形です。

すごい時代に生きております。きっと歴史に残る出来事が目白押しの年になるに違いありません。

さて、そんな時代を生きてゆく心の指標となるパワー・ワードを毎年設定してきました。ちなみに昨年は予告投球☆ど真ん中ストレートで!!というものでした。今、振り返るとコロナ禍を予感していたかのような、タイムリーな記事だったとしみじみ感じております。

そして、本年2021年にふさわしい、タイトルを初日の出を眺めつつ考えました。

その時の様子がこちらです。太陽が昇らんとする上空に看板がデデン!と鎮座しております。この状況にビビビっと感じるものがありました。

どちらの道を選択するのかを迫られているかのようです。

私は迷わず、サイルリングロードでお願いしまぁす!!

というわけで、2021年のスローガンはこちら。

自分エクスプレス☆ 出発進行!

気持ちよく軽やかに走ってゆける自分専用道路を行きます。(予定)

本年もよろしくお願い致します。

天日☆

最近の日差しは12月とはとても思えない程、まぶしくクリアーに輝いております。干し柿や干しいも、などなど、ベランダに吊るしたら、絶品な仕上がりになるに違いありません。

当工房では残念ながら、美味しくいただけるものは干してはいませんが、代わりにこんなものを、日光に当てている風景が見られます。

川口市は鋳物の街としてこれまで栄えてきました。

せっかくの地元独自の特色ですので、数年前に工房オリジナルの金属枠を作ってみました。

薬品に浸してから日光に当てると変色します。(原理は分かりませんが・・・)

サンドブラスト技法で文字を彫りこんでこの枠にガラス板をはめ込み、表札にします。

作業そのものはマスキングテープを貼ってから圧縮した空気と一緒に砂を吹き付けるだけですので、どなたでも簡単にできます。

こんな感じでレトロな風合いに仕上がります。体験教室で1時間ほどの作業で完成します。DIYが巷で流行っているそうなので、ぜひ自宅玄関のリフォームにアートな表札を作ってみるというのはいかがでしょうか。

冬季限定グラス☆

しばらく、ブログから離れておりましたが、何かと忙しく動きまくっていたからに違いない!!と好意的に読み取っていただけると幸いです。

久しぶりのお知らせです。

12月から冬季限定ではありますが、吹きガラス体験教室で制作できる新しいデザインをご紹介します。

北極の流氷をモチーフにしております。

アイス・クラックは出来ないのですか?というお客様からのお問い合わせがこれまで何件かありました。赤く、熱を帯びているガラス玉を一瞬だけ、冷水に入れると、表面がひび割れるという技法です。

タイミングを間違えると、本体そのものが割れてしまうというリスクがあります。長らく思案しておりましたが・・・

体験制作で可能なものなのかの検証を経て、この度、商品化となりました。

体験制作では珍しい装飾です。

出来上がったグラスにサンドブラスト技法でシロクマかペンギンいずれかを選んでいただき、スタッフが加工した後にお引渡しとなります。

イラストデザインは4種類の中から選べます。

ここまでの、クオリティーで4,000円(税込み)でサービスさせていただきます。

これを機に吹きガラスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

お申し込みは電話かお問い合わせフォームからメールで直接、お願い致します。

Nobody I Know

最近は、ほとんどガラスに関する記事を書いていないので、ここいらでガラス作品について語ってみたいと思います。

独立して間もない頃は何とかして世に認めてもらおうと、がむしゃらに作品を量産してきましたが、どれも鳴かず飛ばずのジリ貧生活が何年も続きました。

それでも、18年の間づぅっと炉の火を絶やすことなく、活動を続けてこれたのは、まさに奇跡と言ってもいいかもしれません。おかげさまで近頃は近所の小学生にも「ちょっと、気になるガラス屋さん」として知られるようになりました。

工房横に建設中の謎の小屋の存在が大きいと思っています。

始まりは工房横のスペースの有効利用としてスタートした企画でしたが、今ではこれまで製作した作品の中で最大のものになりつつあります。利益に直結するものでも、何かを目指しているわけでもなく、気の向くままに作ってきました。

吹きガラスで製作したディスクをステンドグラスの技法で組み上げたものです。

小屋中央の天井を飾る照明となっております。

販売目的ではないので、自由にやりたいようにやっています。これがギャラリーで展示するとなると、照明器具としての正式な安全性が照明されなければならなくなるので、いきなり問題案件へと発展してしまいます。

そして、何だかんだで面倒な批評に晒されて、ウンザリしてしまうという・・・ちょっと考えただけで、デジャヴな光景が浮かんでしまいます。

そんなわけで、密かな個人の趣味というカテゴリーで今後もやってゆきたいと考えています。のんびりと夫婦2人でおいしい珈琲をすすって、いい音楽に癒されるのが最近のささやかな幸せです。

鉄は熱いうちに打て

世間では秋物のいでたちで行き交う人々が見られるようになりましたが、工房内は現在も扇風機が活躍しております。それでも、朝夕は涼しくなってきました。夏の間、中断しておりました小屋の内装も最近はやるように心がけております。

今回は窓の開閉のためのハンドル制作です。ネットで色々と検索したのですが、ちょうど具合の良い形のものが見つからなかったので、自分で作ってみました。

熱源には困らなかったものの、熱して叩くの繰り返しで、結構な時間がかかりました。

この段階では特殊なものに見えませんが、窓の開閉に支障のない角度と形状が求められます。

取り付けが完了した状態です。行き当たりばったりで、世の中に存在しない規格でものを作ると、市販のパーツとの組み合わせが上手くゆかなくなってしまいます。良い勉強になりましたが、そもそも世の中に合わせるということができない人間ですので、これからもこんな事例が頻発するかと、想像します。

設計図というものがないので、後から困ることもあります。それでも、なんとかここまで、来ました。これからも、きっとなんとかなるでしょう。

今後は内装のグレードアップを継続させながら、様々な企画を催してゆきたいと考えています。11月にはステンドグラスのワークショップを予定しております。

第一回ワークショップ開催

熊谷ガラス工房&canari 第一回ワークショップ開催いたします!

フローラルドリームキャッチャー

9月28日「月曜日」 14:00

才能の種を咲かせる水晶 「ハーキマーダイヤモンド」を 入れたお花のドリームキャッチャーを ワイヤーとハンダで制作します。

所要時間  2時間

小屋canariにて完成後、 お茶とお菓子をいただきます!

講座料 3800円 少人数2〜3名予定です。

第一回開催ですのでご興味のある方は、お電話にて工房にご連絡ください!

ぜひぜひお待ちしております。

丘を越えてゆこうよ[その2]

小学校が夏休みに入ったこともあり、おかげさまで例年を思わせる活気が戻ってきました。

まずは一安心といったところですが、同時にこれまでと同じやり方は通用しない新しい時代の潮流もひしひしと感じています。

普通にネットニュースを眺めているだけでも、これまでの経験値では測れない異次元の展開が世界各地で起きていることは明白です。より多くの人と資本、情報が集まる巨大組織が有利かというと、そうでもないようです。誰もが等しく、手探りで、地道に切り進めてゆくしかないのが、このコロナ禍というわけです。

具体的には何をするべきか、明言できないところが辛いところですが、今後の世界の行く先は基本的には誰にも予測不能な状況なので、そこは割り切ってゆきたいと思っております。

経験値が有効な手札にならない未知のダンジョンであるならば、何を携えて前に進めば良いのか???

考えてみました。

楽天的な精神と柔軟な思考、そして気合い

真面目に考えて、こんなところに落ち着きました。長年、ひたすらに積み上げてきた技術やセオリーは しばし、休憩です。

この局面で活路があるとすれば、度胸と勢いがある若者達の活躍なのかもしれません。

日本の伝統文化を世界に発信するボランティア活動を現役高校生の二人がしております。以前、「魅力☆再発見 プロジェクト」というタイトルの記事でご紹介しました。

じゃかプロ」 HP: https://jakaprohinaami.weebly.com/

この度、彼女達のご協力で熊谷ガラス工房の紹介動画が完成しました。

ご視聴いただけると幸いです。