キリギリス “UPRISING”

新年を祝う記事を書いてから、数週間であっという間に世の中は様変わりしてしまいました。想定はしていましたが、やはり危機感はつのります。

いよいよ、奥の手を出す刻が来たようですね。(中2病的発言)

今回の記事はタイトルからして意味不明ですが、キリギリス??を解明したいと思われる方は過去記事 「越冬キリギリス」を読んでいただけると幸いです。

夏の間、楽しくバイオリンを弾いていたキリギリスが冬になると、成す術もなく、凍えながらアリに助けを求めるというお話。イソップ童話のひとつ「アリとキリギリス」のキリギリスです。

2019年の夏に志してから、粛々と冬の時代に向けての準備を怠りなく、続けてきました。キリギリスが越冬して春を迎えるというハッピー・エンドを達成するためです。

数年前に購入していた原木を削って、磨いて、平面を出しました。自分でも、これが世に出る日が来ることになろうとは・・・・感無量です。

溶接でテーブルの土台を作りました。

テーブルはこれで完成しましたが、この場所で、皆で楽しく美味しい珈琲をいただくまでが、シナリオです。

自粛期間中にさらなる進化を企てております。

現在は天窓のステンドグラスを制作中です。今後ともよろしくお願い致します。

丘を越えてゆこうよ[その2]

小学校が夏休みに入ったこともあり、おかげさまで例年を思わせる活気が戻ってきました。

まずは一安心といったところですが、同時にこれまでと同じやり方は通用しない新しい時代の潮流もひしひしと感じています。

普通にネットニュースを眺めているだけでも、これまでの経験値では測れない異次元の展開が世界各地で起きていることは明白です。より多くの人と資本、情報が集まる巨大組織が有利かというと、そうでもないようです。誰もが等しく、手探りで、地道に切り進めてゆくしかないのが、このコロナ禍というわけです。

具体的には何をするべきか、明言できないところが辛いところですが、今後の世界の行く先は基本的には誰にも予測不能な状況なので、そこは割り切ってゆきたいと思っております。

経験値が有効な手札にならない未知のダンジョンであるならば、何を携えて前に進めば良いのか???

考えてみました。

楽天的な精神と柔軟な思考、そして気合い

真面目に考えて、こんなところに落ち着きました。長年、ひたすらに積み上げてきた技術やセオリーは しばし、休憩です。

この局面で活路があるとすれば、度胸と勢いがある若者達の活躍なのかもしれません。

日本の伝統文化を世界に発信するボランティア活動を現役高校生の二人がしております。以前、「魅力☆再発見 プロジェクト」というタイトルの記事でご紹介しました。

じゃかプロ」 HP: https://jakaprohinaami.weebly.com/

この度、彼女達のご協力で熊谷ガラス工房の紹介動画が完成しました。

ご視聴いただけると幸いです。

コロナ禍のオアシスを

2020東京オリンピックは本来の予定では

明日24日が開催日だったという事実を噛み締めて連休初日を終えました。

 

今年の年始には様々な目標を描いておりました。

若干の変更はありますが、活動は途切れることなく、今も継続しています。

最近は雨の日が多いので、時間ごとの天気予報とにらめっこの日々が続いています。

マニュアルでは一気に全体を仕上げないといけないようですが、なかなか・・・

そうもいかず、数日後に間をあけて、作業を再開ということもあります。

タイルを接着するモルタルも固まると少し肉やせするので、完全に平面を出すことが難しいデス。

外壁は専用の弾性接着剤を使いました。

重力で落ちてこないか、心配しましたが、すごい粘着力です。

こんな調子で、少しずつですが、手堅く建設は進んでいます。

世の中は依然として、緊張感に包まれていますが、

気持ち緩やかに保って、のんびりゆきたいと思います。

 

吹きガラスやってますか?というお問い合わせをいただきますが、

やっております。

対策をしっかりと、3密にならないように、予約枠を調整しております。

お電話をいただければ、当日でも受講は可能です。

よろしくお願い致します。

 

丘を越え行こうよ

ここ数ヶ月で、街の様子は大きく変わってしまいました。

現在、直面している状況は

後世の教科書に間違いなく記載される歴史的転換期になることは間違いないでしょう。

報道では With Corona なんて表現が見られるようになりました。

コロナ終息後の世界は明らかに元通りとはならない側面が出てくるかと思います。

 

ものづくりや工房の運営もそれに合わせて変わってゆかねばなりません。

特別なことをしていたわけではありませんが、

緊急事態宣言中は今後の変化に対応してゆけるように小屋の内装を黙々と続けておりました。

小屋正面の窓のためのステンドグラスを制作しました。

吹きガラス工房ですので、自ら製作したロンデルを使っています。

現在の様子がこちら。

玄関上のドーム部分もありますので、ガラス尽くしで内装を固めてゆきたいと思っています。

朝の日差しできれいな光のマンダラが部屋の中に拡がります。

 

これからも色々あるかもしれませんが、

それは必ずしも悪いことばかりではない筈です。

いざ!!BEYOND THE CORONA CRISIS

口笛を吹きつつ、ゆきましょう。