天日☆

最近の日差しは12月とはとても思えない程、まぶしくクリアーに輝いております。干し柿や干しいも、などなど、ベランダに吊るしたら、絶品な仕上がりになるに違いありません。

当工房では残念ながら、美味しくいただけるものは干してはいませんが、代わりにこんなものを、日光に当てている風景が見られます。

川口市は鋳物の街としてこれまで栄えてきました。

せっかくの地元独自の特色ですので、数年前に工房オリジナルの金属枠を作ってみました。

薬品に浸してから日光に当てると変色します。(原理は分かりませんが・・・)

サンドブラスト技法で文字を彫りこんでこの枠にガラス板をはめ込み、表札にします。

作業そのものはマスキングテープを貼ってから圧縮した空気と一緒に砂を吹き付けるだけですので、どなたでも簡単にできます。

こんな感じでレトロな風合いに仕上がります。体験教室で1時間ほどの作業で完成します。DIYが巷で流行っているそうなので、ぜひ自宅玄関のリフォームにアートな表札を作ってみるというのはいかがでしょうか。

Nobody I Know

最近は、ほとんどガラスに関する記事を書いていないので、ここいらでガラス作品について語ってみたいと思います。

独立して間もない頃は何とかして世に認めてもらおうと、がむしゃらに作品を量産してきましたが、どれも鳴かず飛ばずのジリ貧生活が何年も続きました。

それでも、18年の間づぅっと炉の火を絶やすことなく、活動を続けてこれたのは、まさに奇跡と言ってもいいかもしれません。おかげさまで近頃は近所の小学生にも「ちょっと、気になるガラス屋さん」として知られるようになりました。

工房横に建設中の謎の小屋の存在が大きいと思っています。

始まりは工房横のスペースの有効利用としてスタートした企画でしたが、今ではこれまで製作した作品の中で最大のものになりつつあります。利益に直結するものでも、何かを目指しているわけでもなく、気の向くままに作ってきました。

吹きガラスで製作したディスクをステンドグラスの技法で組み上げたものです。

小屋中央の天井を飾る照明となっております。

販売目的ではないので、自由にやりたいようにやっています。これがギャラリーで展示するとなると、照明器具としての正式な安全性が照明されなければならなくなるので、いきなり問題案件へと発展してしまいます。

そして、何だかんだで面倒な批評に晒されて、ウンザリしてしまうという・・・ちょっと考えただけで、デジャヴな光景が浮かんでしまいます。

そんなわけで、密かな個人の趣味というカテゴリーで今後もやってゆきたいと考えています。のんびりと夫婦2人でおいしい珈琲をすすって、いい音楽に癒されるのが最近のささやかな幸せです。

マジ天使☆

久しぶりに吹きガラスの記事を書いてみたいと思います。

こちらが本業ですので、本来は吹きガラスの魅力をガンガンお伝えしてゆくべきなのですが、

吹きガラスについては授業で語りまくっているので、

さすがにブログで同じ熱量で展開することに気恥ずかしさを感じてしまいます。

 

そんなわけで、ついついブログから疎遠になってしまうのですが、

最近、お客様から

「ここのガラス講座はとても丁寧で、仕上がりもすごく綺麗ですね。とてもいいです。」

と、お褒めの言葉をいただきました。

 

ナントいうことでしょう!!

電撃に撃たれたような、衝撃を受けました。

ガラスって本当に綺麗なんですよ。

そうなんですよ!!

自分にとっては日常で、

当然すぎて、うっかりしておりました。

あまりにも、距離が近すぎて、大切なことが見えなくなってしまっていたようでした。

ガラスって、スゲー!!すご過ぎる!!

と、大声で連呼&絶叫しまくれば、街では変な人になってしまいますが、

ネット空間であれば検索した人だけが、

たどり着く場なので、アリかもしれません。

制作の最中は熱を帯びて、文字通り光を放っています。

窓から、差し込む光がプラスされて、

gorgeous“なお姿。

窯から出てくると、ほんのりとした癒し系

ほんわかさんでした。

早速、工房横にある、小屋に設置してみると・・・

天井に光の輪が広がっているではありませんかっ!

本日も、コーヒーを飲みながら、ぼんやりと眺めておりました。

うーん・・・

擦り切れて、ダークサイドに堕ちていた魂も癒されます。

ガラスさんってば、マジ天使☆