キリギリス “UPRISING”

新年を祝う記事を書いてから、数週間であっという間に世の中は様変わりしてしまいました。想定はしていましたが、やはり危機感はつのります。

いよいよ、奥の手を出す刻が来たようですね。(中2病的発言)

今回の記事はタイトルからして意味不明ですが、キリギリス??を解明したいと思われる方は過去記事 「越冬キリギリス」を読んでいただけると幸いです。

夏の間、楽しくバイオリンを弾いていたキリギリスが冬になると、成す術もなく、凍えながらアリに助けを求めるというお話。イソップ童話のひとつ「アリとキリギリス」のキリギリスです。

2019年の夏に志してから、粛々と冬の時代に向けての準備を怠りなく、続けてきました。キリギリスが越冬して春を迎えるというハッピー・エンドを達成するためです。

数年前に購入していた原木を削って、磨いて、平面を出しました。自分でも、これが世に出る日が来ることになろうとは・・・・感無量です。

溶接でテーブルの土台を作りました。

テーブルはこれで完成しましたが、この場所で、皆で楽しく美味しい珈琲をいただくまでが、シナリオです。

自粛期間中にさらなる進化を企てております。

現在は天窓のステンドグラスを制作中です。今後ともよろしくお願い致します。

鉄は熱いうちに打て

世間では秋物のいでたちで行き交う人々が見られるようになりましたが、工房内は現在も扇風機が活躍しております。それでも、朝夕は涼しくなってきました。夏の間、中断しておりました小屋の内装も最近はやるように心がけております。

今回は窓の開閉のためのハンドル制作です。ネットで色々と検索したのですが、ちょうど具合の良い形のものが見つからなかったので、自分で作ってみました。

熱源には困らなかったものの、熱して叩くの繰り返しで、結構な時間がかかりました。

この段階では特殊なものに見えませんが、窓の開閉に支障のない角度と形状が求められます。

取り付けが完了した状態です。行き当たりばったりで、世の中に存在しない規格でものを作ると、市販のパーツとの組み合わせが上手くゆかなくなってしまいます。良い勉強になりましたが、そもそも世の中に合わせるということができない人間ですので、これからもこんな事例が頻発するかと、想像します。

設計図というものがないので、後から困ることもあります。それでも、なんとかここまで、来ました。これからも、きっとなんとかなるでしょう。

今後は内装のグレードアップを継続させながら、様々な企画を催してゆきたいと考えています。11月にはステンドグラスのワークショップを予定しております。

丘を越え行こうよ

ここ数ヶ月で、街の様子は大きく変わってしまいました。

現在、直面している状況は

後世の教科書に間違いなく記載される歴史的転換期になることは間違いないでしょう。

報道では With Corona なんて表現が見られるようになりました。

コロナ終息後の世界は明らかに元通りとはならない側面が出てくるかと思います。

 

ものづくりや工房の運営もそれに合わせて変わってゆかねばなりません。

特別なことをしていたわけではありませんが、

緊急事態宣言中は今後の変化に対応してゆけるように小屋の内装を黙々と続けておりました。

小屋正面の窓のためのステンドグラスを制作しました。

吹きガラス工房ですので、自ら製作したロンデルを使っています。

現在の様子がこちら。

玄関上のドーム部分もありますので、ガラス尽くしで内装を固めてゆきたいと思っています。

朝の日差しできれいな光のマンダラが部屋の中に拡がります。

 

これからも色々あるかもしれませんが、

それは必ずしも悪いことばかりではない筈です。

いざ!!BEYOND THE CORONA CRISIS

口笛を吹きつつ、ゆきましょう。

小屋*内装*報告です

工房横に建設していた小屋はその後、どうなっているのか・・・・?

気にかけてくれている方もいるかもしれません。

 

ご安心ください。

ゆっくりではありますが、確実に進んでおります。

これまでは、ひたすら

コンクリート&セメント&モルタル

左官屋さん的な連続コンボが続いておりましたが、最近は素材の幅が広がりました。

セラミックタイルをダイヤモンドカッターで加工して+貼るという技を覚えたことで、おしゃれ番長へと進化しつつあります。

以前は左官で均して表面を作ってお終いでしたが

ここからタイルを貼りつけます。

 

重厚で奥行きを感じさせるたたずまいです。

ロフト部分の柱は壁紙でフロアーは塩ビシートになります。

銘木を薄くシート状にしたものを貼り付けると

見た目はまさに天然木の板そのもののです。

その他、庭で使っていたベンチも色を塗り替えて、

クッションを乗せてあげれば、手づくりでオリジナルなものに仕上がります。

今は自分に出来ることを丁寧に淡々とこなしている日々ですが、

コロナウイルス騒動が収まった暁にはババンっとお披露目したいと思っています。