以下の文章はクラウドファンディングでの活動報告で掲載されたものを転載しております。
2019/06/01の記事です。
皆さん、こんばんは。
活動報告に目を通していただき、いつもありがとうございます。
今回は小屋の完成後の予定をお話しさせていただきます。
これも、プロジェクト本文ではあまり触れていない部分になります。
まだ決定していない不確定なことを描いてしまうと信用に関わることになりますので、控えておりました。
しかし、この場で思いの丈を語り尽くし、多くの皆様の共感を得ることこそがこのプロジェクトのGOALであり、
チャレンジでありますので、臆することなく風呂敷を広げさせていただきたく思います。
それでは、今夜もよろしくお願い致します。
当工房の正式名称は熊谷ガラス工房&Canari でありまして、ガラス工房に対して小屋の名前がCanariとなります。
これは工房OPEN当初からの設定ですので、構想だけなら、17年という壮大なスケールで展開しているプロジェクトになります。
外壁が黄色いのでその色から「カナリア」という関連で名前をつけました。
一方では、坑道で発生する有毒ガスを敏感に察知するカナリアを炭鉱夫が共に連れていたという話を裏設定として持っています。
ココの部分が今回の主題となります。
令和という新しい時代が末永く、調和に満ちたものであることを切に願っております。
そして、もし不穏な空気が流れ、淀んでしまったときにはいち早く、世の中に警鐘を鳴らす役目を担ってゆきたいと考えています。
そんな時代の潮目に直面したときに一個人ではどうしても対処しきれない状況下であっても、
「小さなコミュニティー」の連携があれば、乗り切ってゆけることもあろうかと思います。
もちろん、行政や企業が災害時を想定して様々な活動をしておりますが、ここで重要なのはメンタルな部分での重要性です。
以前、当工房サイトのブログでも触れましたが、民族性や地域性といった時間軸を必要とする価値観の醸成を「ソウル」とするならば、
そのソウルは近年、急速に薄まってきております。
首都圏への急速な人口流入と少子高齢化が地方の過疎化を推し進め、郷土愛を発揮する機会が少なくなっているのが現状です。
そして、対照的に「グローバル化」は大きなうねりとなって、ひろく普及しつつあります。
映画や音楽、企業広告、製品などを通して知らず知らずのうちに年齢性別、国籍を問わず個人に浸透しています。
これを「スピリット」とするならば、こちらのほうが圧倒的に勢いがあります。
「ソウル」と「スピリット」どちらが重要かと論じるつもりはありませんが、どちらが危機に瀕しているのかは明らかです。
そして、一度失われたものを再生するにはとてつもない時間と労力が必要となります。
「ソウル」は地元住民の意識の営みで保たれなくてはなりません。
そのための活動場所が必要なのです。
次回に続きます。
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