Nobody I Know

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最近は、ほとんどガラスに関する記事を書いていないので、ここいらでガラス作品について語ってみたいと思います。

独立して間もない頃は何とかして世に認めてもらおうと、がむしゃらに作品を量産してきましたが、どれも鳴かず飛ばずのジリ貧生活が何年も続きました。

それでも、18年の間づぅっと炉の火を絶やすことなく、活動を続けてこれたのは、まさに奇跡と言ってもいいかもしれません。おかげさまで近頃は近所の小学生にも「ちょっと、気になるガラス屋さん」として知られるようになりました。

工房横に建設中の謎の小屋の存在が大きいと思っています。

始まりは工房横のスペースの有効利用としてスタートした企画でしたが、今ではこれまで製作した作品の中で最大のものになりつつあります。利益に直結するものでも、何かを目指しているわけでもなく、気の向くままに作ってきました。

吹きガラスで製作したディスクをステンドグラスの技法で組み上げたものです。

小屋中央の天井を飾る照明となっております。

販売目的ではないので、自由にやりたいようにやっています。これがギャラリーで展示するとなると、照明器具としての正式な安全性が照明されなければならなくなるので、いきなり問題案件へと発展してしまいます。

そして、何だかんだで面倒な批評に晒されて、ウンザリしてしまうという・・・ちょっと考えただけで、デジャヴな光景が浮かんでしまいます。

そんなわけで、密かな個人の趣味というカテゴリーで今後もやってゆきたいと考えています。のんびりと夫婦2人でおいしい珈琲をすすって、いい音楽に癒されるのが最近のささやかな幸せです。

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