ビンゴ☆マキシマム(その6)になります。
前回は世の常識の代表格である「等価交換」について考察しました。多くの方には何の話かさっぱり分からないっ!!!という反応だったかと勝手に想像しております。
そこで、今回はていねいに噛み砕いて、解説に専念することにします。
吹きガラスの授業において、ほとんどの生徒さんが楽しく作るを目標として設定します。この目標そのものには何の問題も発生しないのですが、これに技術力の向上が目標に加わると事態は一変します。どちらか一方だけであればいいのですが、これら2つのコンビネーションがどうも良くないように思います。
本人が自覚していないレベルの深層心理で「特別な何かを得るためには・・・・その対価として苦しい茨の道を歩まなければならない。」と思い込んでいるとします。この価値観が「等価交換の法則」として発動します。
ですので、ダイエットを例にするならば、厳しい食事制限や運動を一定期間、計画的に続ければ、ほどなくして減量に成功するでしょう。
ところが、徹底的にやり込んでいるうちはいいのですが、気が緩むと同じ振り幅かそれ以上の値で一気にリバウンドしてしまいます。当然と言えば、当然です。法則が発動しているのですから。
ここまでは、ご理解いただけるかと思います。ここから少しひねってみます。
因果関係を肯定的にしっかりと認識できると、法則は自分にとって好ましく発動します。
「根拠のある自信」と言い換えると分かりやすいですね。
「これだけのことをやってきたのだから、負けるはずがない。」誰よりも自分は努力してきたという自負が強固な信念を構築します。そういう人は「自分を信じろ」という無責任なアドバイスにもたじろぐことなく、勝利を手にすることが出来るでしょう。
一方「根拠のない自信」に満ちた若者が「俺はまだ本気出してないだけ!」とか主張すると、反射的に「そんなに人生、甘くはないのよ。」と諭したくなるのが人情です。
さて、あるあるな事例でここまで語ってきましたが、ここから理論を飛躍させてみましょう。
何の裏付けもなく、科学的にも統計的にも明らかに達成が困難な状況であるにも関わらず、口元にはうっすらと笑みを浮かべ、「オラ、なんかワクワクしてきたぞー」とかいう人物がいたら、頭おかしい人って思うでしょうか。
リアルでは想像が難しいかもしれませんが、黄鬼の登場はこんな事例として創作してみました。
関わってはいけない、エキセントリックな人に映ってしまうのですが、私の2022年の目標はこんなイメージになります。
次回「根拠のない自信」について、詳しく語ってみたいと思います。