The Wonder Years

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いよいよ、夏休みが始まりました。

毎年、この時期にはたくさんのお子さんが吹きガラス体験教室を受講いたします。

今年、心がけたいと思っていることや、皆様へのお知らせなどありますので、今回は夏休み時期の体験教室について急きょ、記事にしたいと思います。

まず、皆様にお願いしておりますのが、水分補給です。

今年は特に猛暑が続いておりますので、ぜひ水筒を持参していただくなどして、制作前に一口でも飲んでいただきたく思います。

制作時間は15分から20分くらいで、製作中は常時2方向からの扇風機が風を送っていますので、ガラス工場よりは快適な環境で作業していだけます。

それでも、1200度のガラスに向き合うので十分な緊張感をもって、制作に望んでいただきたいです。

他の工房では小学生のお子さんを受け入れるケースはほぼないと言っていいでしょう。

ケガなどあってはいけないので、一人のお子さんに対して2名のスタッフが付き添います。収益性だけを考えれば、大人のみの制作体験に絞ったほうがいいのかもしれません。

それでも、小さなお子さんに吹きガラスを体験していただきたい理由があります。

どこかで、最近の子供は人形あそびができないという旨の記事を見かけました。

ものすごく、複雑で情報量が多い、カードゲームなどは全く問題なく、皆で集中して遊べるのですが、

特別な設定やルールを設けずに人形だけを渡すと数分で飽きてしまうそうです。

マルチエンディングの物語進行に適応が難しいのでは??ということのようです。

ひと昔前は耳を澄ませば、鳥のさえずり、川のせせらぎが聞こえ、木々の間から木漏れ日が揺れているという環境で昆虫を探したり、

秘密基地を作り、怪しげな計画を立てては親にドヤされるという幼少期を過ごした記憶をお持ちの方も多いでしょう。

大人になってから、思い返せば、それが原風景となり、行き詰まったときのアイデアの源泉になることもあります。

論理的ではありませんが、生物として生きてゆくのに必要な何かが今の時代には欠けているように思えてなりません。

どのような 自然災害に見舞われても、生き抜いてやるという生命力をどうしたら、身につけることが出来るでしょうか?

予想が困難な状況でどれだけ多くの選択肢と行動の幅をリアリティをもって想像できるか?ということなのですが、危険を伴う非日常の体験そのものが少なくなってきているので、そもそもが難しいですね。

がんばれ!とか・・・

自分を信じて!!とか・・・言われても

具体的にどうしたらいいのか分かんないですよね。

氣合を扱うには長いスパンで地道な鍛錬とかの素地がないと、いけないし、

智恵と工夫でなんとかしろと、言われてどうにかなるなら、

時間外労働なんてしなくていいんですから。

すべてを解決できる程のすごい提案はできないのですが、

Full of Wonder で Wonderful!!

オヤジ・センスですいません・・・

せめて、可能性に満ちた幼少期にできるだけ、WONDERな体験をさせてあげたいと

願うばかりです。

このクソ暑い日に吹きガラスをやってるって、

COOL!!なんて話題にしたいですね。

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