吾輩はときどき猫である その1

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夏目漱石の「吾輩は猫である」はもはや説明が不要なくらいの名著ですね。

今でこそ、アニメの影響で、猫がしゃべったりはもちろん、

バスに変身したり、未来からやって来て、宿題のお手伝いまでやってくれる演出に至っても!!

「うん・・まあ、そういうこともあるよね。」みたいな受け止められ方がされるような世の中になりました。

しかし、100年以上前の当時の人々は小説の冒頭から「吾輩は猫ですが、何か問題でも??」みたいな出だしで、

猫目線で社会を風刺する

とんでも設定にあっさりと納得したのでしょうか?

調べてみると、当初は読みきりの予定だったものが好評のため、翌年まで全11回掲載に変更された人気作品だったいうことです。

その後も吾輩シリーズのパロディが世に出たということですので、実際には非常に好まれたということですね。

これは、猫に限ったことではなく、「鳥獣戯画」などに見られるように、

擬人化という様式は日本人の感性に合っているのかもしれません。

万物に個別の神が宿るという神道的なアニミズムから捉えれば、

アンパンが空を飛んでも、OK牧場です。

戦艦や戦闘機が女人化しても、萌えですから、

批判なんか出ませんよ。「南総里見八犬伝」と比べても許容範囲です。

前回の記事では

最適解が支配する近未来に対し、

対抗策を提案する!! 

と・・・・

大それた企画を立ち上げましたが、

実は日本古来の伝統様式こそ解決のヒントがあると考えております。

しばらくは、何回かに分けて詳しく掘り込んでゆきたいと思います。

そして、最終的にはここで得た気付きを生かして

当ガラス工房の新しいサービスにまで反映させる予定です。

どうぞ、ご期待ください。

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“吾輩はときどき猫である その1” への2件の返信

  1. お久しぶりです。大岩あやです。河口湖アートプロジェクトでは大変お世話になりました。熊谷さんのブログ大変面白く拝見しております。あれから約10年かな?今は再婚して横浜に住んでいます。来年冬辺りに、ランプとインテリアの店をオープンする事になり、今は作家さんを周り委託販売させていただける作品を探しております。詳細はまだ練っていますし、店もこれから改装に取りかかる所です。場所は横浜市磯子区洋光台の住宅街なので、勝算があるかわかりませんが、持家を改装して店をやりますので、委託費を20%に抑えて作家さんに協力して頂けたらと思っております。又10年以内に鎌倉にきちんとした店を出す予定があり、それまで洋光台で土台作りと思っております。よろしくお願いいたします。

    1. 大岩あや様
      コメントありがとうございます。こちらこそ、河口湖アートプロジェクトでは大変お世話になりました。あれから、10年ですか・・・・
      時が経つのは早いですね。最近は特に早すぎです。
      委託販売の件、承知しました。微力ながら参加させていただきたく思います。
      改装が済み、準備が整いましたら、改めてご連絡いただければ幸いです。今後ともよろしくお願い致します。

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